著書発売:「若者はなぜモノを買わないのか 「シミュレーション消費」という落とし穴」

「若者はなぜモノを買わないのか」リーフレット(PDF形式:396KB)

弊社では、「U26平成男子コミュニティ」を始めとして、若者に着目した生活者インサイトを探る取り組みを行ってきました。

この度、多くの若者に直接向き合いながら長年に渡って若者を見てきた弊社ビジネスプロデューサーである堀 好伸が青春出版社より著書『若者はなぜモノを買わないのか 「シュミレーション消費」という落とし穴』を出版し、本日発売されました。

 

すべてのモノ・コトを〝想像の範囲内〟に変える「シミュレーション消費」

シミュレーション消費は、SNSを通して、かつてないほどのリアルな情報が大量に流通しているために現れた現象です。
SNSに投稿されるのは、基本的にナマの情報です。雑誌や広告のように、編集されたり演出されたりした情報ではありません。実生活の中で体験したことのベストシーンを保存しておきたいという気持ちからアップされているので、いちばんおいしいところがそこには載っている。
つまり、スマホを使いこなす若者にとっては、情報収集しているだけで〝体験した気になって満足〟してしまい、それが実際にモノを買うリアルな消費につながっていかないのです。シミュレーションすることが、実際に買う行為に取って代わってしまったのです。

 

書籍ご案内

青春新書インテリジェンス
若者はなぜモノを買わないのか
「シミュレーション消費」という落とし穴(2016年10月4日発売)

堀 好伸(著)

車離れ、お酒離れ、旅行離れ…若者があらゆる消費活動から距離を置いていると言われるようになって久しい。
「ゆとり」だから、「草食系」だから、「さとっている」から、彼らには欲がない。だから買わない。
多くの人はそう思い込んでいる。しかし、そこに大きな誤解がある。
実は、若者は消費しているのだ。
といっても、「買う」に至るまでの消費スタイルは、今までの「若者」像とは大きく異なる。
だから、昔と変わらない方法で売っていても、若者は市場に現れない。
では、彼らの新しい消費スタイルとは何か。
それが、本書ではじめて解き明かす「シミュレーション消費」と呼ばれる、全く新しい購買行動だ。
今の若者にモノを売りたいなら、このシミュレーション消費を乗り越えなくてはならない。
買ってもらうためのキーワードは、「『車』ではなく、『車に乗ってる僕』を売れ」。
26歳以下男子のコミュニティを運営し、長年にわたり若者たちの消費の現場を追ってきた著者だからこそ見出せた「新世代マーケティング」のエッセンスを一冊に凝縮。

本文より
彼らは、モノでも場所でも体験でも、選んでいる時点で情報の波に疲れてしまい、「本当に必要なのか」と自問自答します。その結果、「(買わなくても、行かなくても、味わわなくても)まあいっか」になってしまうわけです。
つまり、たくさんのリアリティある情報に触れ、バーチャルでモノを体験して「シミュレーション(疑似)消費」しているうちに、最終的には欲しくなくなってしまう。そんな回路が、日常の消費の中に、強く反映されてきているように思います。

第1章 「若者はモノを買わない」論のウソ
 ―――“3つの誤解”が市場の動きを覆い隠す
第2章 “買わない世代”のリアル
 ―――なぜ昔のように買わなくなったのか? 今、何を買っているのか?
第3章 「シミュレーション消費」という落とし穴
 ―――だから若者は、“普通に”売っても買ってくれない
第4章 若者が“買ってくれる”新しい売り方
 ―――成功企業は「シミュレーション消費」をこう乗り越えた
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著者経歴紹介

horiyoshinobu_still 1973年新潟県生まれ。昭和音楽大学音楽芸術運営学科アートマネジメントコース卒業。広告代理店、ブランディングブティックでのプランナーを経て、現在は生活者のインサイトを得るための共創コミュニティのデザイン・運営を主たる領域とするビジネスプロデューサーとして活動。
リアルコミュニティから得られた生活者からの生の声を活用し、長期的なプロジェクトで様々なジャンルの企業の戦略マーケティング業務に携わる。「若者」や「シミュレーション消費」を主なテーマに社内外でセミナー講演の他、TV、新聞などメディアでも解説する。
Twitterアカウント @horiyosh