調査レポート

30~50代男性も「ニオイの身だしなみ意識」が上昇

リリース(PDF版)

令和元年7月9日
株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント

30~50代男性も「ニオイの身だしなみ意識」が上昇
- 最近10年で「体臭を感じさせない」が増加 -

 

このところ、男性用の柔軟剤や消臭剤のCMに目がとまります。男性もニオイに気を配るようになってきたのでしょうか。
首都圏在住の18~79歳を対象に実施した生活者調査の中から、男性の「身だしなみ」に関するデータを分析しました。

 

調査結果

 

  • 10年前より「体臭を感じさせない」が増加し、「センスがよい」を上回りました。(図1)
    おしゃれや身だしなみについて心がけていることとして「体臭を感じさせない」が、10年前より5ポイント上昇。第5位に入りました。
  • 「体臭を感じさせない」は、30~59歳で大きく上昇。(図2)
    自分でも体臭の変化が感じられる年代、30~40代(ミドル脂臭)、40~50代(加齢臭)は10年前より、周りに「体臭を感じさせない」意識が特に高くなりました。
  • 18~29歳は「体臭を感じさせない」意識は低い。(図2)
    18~29歳は10年前よりポイントが微減。この世代は男性スキンケア化粧品の使用が普通となってきた時代で育っており、「体臭を感じさせない」はエチケットとして当然なこととして捉えているため、意識にのぼっていないと考えられます。弊社で実施している「U26平成男子コミュニティ(20~26歳男子)」の会話でも、ニオイに関して特に対策はしていないと言うものの、洗濯時に柔軟剤を欠かさず使っていたり、頻繁にシャワーを浴びたりするという発言が見られました。

 

R&D’s Small Talk

 

◇ニオイに対する意識の高まりは、30~50代にも浸透

男性のニオイというと何を思い出すでしょうか。一昔前なら「タバコ」「汗くささ」などがあげられたと思います。1999年に資生堂は40歳頃から体臭が変わるのは「ノネナール」が要因と突き止め、そのニオイを「加齢臭」と命名しました。ライオンは2008年に30代独特の「油くささ」ペラルゴン酸(ノナン酸)を発見。マンダムは2013年にミドル脂臭の原因成分「ジアセチル」を特定。花王は2017年に女性が不快に感じる男性の衣類のニオイを解明し男性のニオイ対策の柔軟剤を発売しました。今も人のニオイに対する研究は続けられています。

20世紀末に男性スキンケア化粧品が世に登場し、若い世代を中心に浸透していきました。今の20代は、男性用スキンケア商品を使用し、グルーミングにも気を配る世代です。ニオイにも敏感なはずですが「体臭を感じさせない」は10年前より減少しています。これは、エチケットとして周囲に気を配るのは当然という意識が根付いているし、自然と対策をしているからではないでしょうか。

若い頃は「汗臭」がメインですが、30代から「ミドル脂臭」が加わり、さらに40代からは「加齢臭」も加味されます。自分の身体に体臭の変化が起こり、実感してきたことから、特に、30~50代の身だしなみとしてニオイに対し、周りへ配慮する傾向が伺えます。

おしゃれや身だしなみでは、男女ともに「清潔感」「シンプル」がTOP2です。この2つの要素は強く継続されると思いますが、「体臭を感じさせない」意識は、男性においてますます高まるのではないかと推察します。

 

調査結果 グラフ

 

(図1)おしゃれや身だしなみで心がけていること(複数回答)/18~79歳男性上位項目

(図2) おしゃれや身だしなみで心がけていること「体臭を感じさせない」/年齢別

今回、 分析で使用した「R&D CORE(生活者総合ライフスタイル調査システム)」の詳細は、こちらをご覧ください。

 

調査概要

調査名: CORE2009(2008.10)、CORE2019(2018.10) マスター調査
調査地域: 首都圏40km圏(調査地点 200地点)
調査対象: 2008年 18~74歳、2018年18~79歳男女個人
サンプル数: 有効回収 3000サンプル (人口構成比に合わせて、性×年代別を割付)
調査手法: 訪問・郵送併用の自記入式留置調査
調査実施時期: 毎年1回 10月実施


※『CORE』は、 株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントの登録商標です。
※1982年から約 30年、 生活者理解のために毎年実施している自主調査です。

 

会社概要

会社名: 株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント
所在地: 〒163-1424 東京都新宿区西新宿3-20-2
代表者: 代表取締役社長 松田 武久
資本金: 30,000千円
設立 : 1968年1月17日
URL : https://www.rad.co.jp/
事業内容:マーケティング・リサーチの企画設計、 実施及びコンサルテーション、 経営・マーケティング活動の評価及びコンサルテーション

≪引用・転載時のクレジット表記のお願い≫
本リリースの引用・転載時には、 必ず当社クレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。
<例>「(株)リサーチ・アンド・ディベロプメントが実施した調査によると・・・」

 

お問い合わせ先

●本分析担当:
株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント マーケティング部(栗原)

●本資料に関するお問い合わせ:
株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント マーケティング部(小林)

TEL:03-6859-2281 e-mail:radnews@rad.co.jp

 

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